染付扇文皿1 染付扇文皿2. この作品は、口径31.5センチ、高さ6.0センチ、底径17.0センチです。皿の内側に、開いた扇の文様を三方に配し、余白を唐花文様で埋め尽くしています。この扇の文様は、純和風の文様です。このことは、中国や朝鮮半島などの影響を強く受けていた日本の磁器の文様において、ようやく和様の美意識が確立したことを ...
桜の花を繋いで二本の帯のように配し、背景には青磁釉を施しています。さながら春の水面を見るようですが、色合いを楽しむはずの花を、あえて色調を抑えた染付で表現しています。見る者の想像力を引き出すことをあらかじめ配慮しているようであり、簡潔でありながら余情に満ちたデザインとなっています。 器形は浅く、桜の花の輪郭線の力強い ...
見込みの周囲には五方に割り付けられた菊唐草文がめぐっています。鍋島では、このような絵付が難しい奇数に割り付けられた作品が多く、二重の圏線によって見込みの中心に大きな余白が設けられています。現代にも通用するような斬新なデザイン感覚に優れた作品です。裏面は牡丹唐草文を三方に配し、高台には傾いた蓮弁文がめぐってい ...
(2008年6月10日更新). 伊万里市重要文化財・美術工芸品. 染付岩山吹文皿. (そめつけ いわ やまぶきもん ざら). 新天町662番地13 伊万里・鍋島ギャラリー(伊万里駅西ビル2F) 平成15年(2003)4月1日指定 ...
(2008年6月10日更新). 伊万里市重要文化財・美術工芸品. 色絵鳳凰文皿. (いろえ ほうおうもん ざら). 新天町662番地13 伊万里・鍋島ギャラリー(伊万里駅西ビル2F) 平成15年(2003)4月1日指定 ...
緩やかな曲面を以て立ち上がる、典型的な木盃形をした尺皿です。力強く伸びた竹葉を二本毎に結った文様を一単位として、それを星形に配置した優れた構成です。竹葉の葉脈は揺るぎの無い丁寧な細線で表し、むらの無い染付を施しています。枝葉を濃淡二種の染付で描き分け、その筆法はあくまでも丁寧であり、それぞれの輪郭線は強く意識 ...
(2008年6月10日更新). 伊万里市重要文化財・美術工芸品. 色絵霞秋草文皿. (そめつけ かすみあきくさもん ざら). 新天町662番地13 伊万里・鍋島ギャラリー(伊万里駅西ビル2F) 平成15年(2003)4月1日指定 ...
中国では、太湖の辺に産する太湖石は、福寿の証とし愛玩され、多くの絵画にも取り上げられています。岩に花卉を添える意匠は、中国で多く見られる画面構成です。明の染付作品を翻案した鍋島でも良く見られる図柄であり、力強い輸郭線で描かれた岩はその岩襞を様式化しています。色鮮やかな染付技法と岩の上に巧みな空間配置で描かれた ...
(2008年6月10日更新). 伊万里市重要文化財・美術工芸品. 染付銹地茄子文皿. (そめつけ さびじ なすもん ざら). 新天町662番地13 伊万里・鍋島ギャラリー(伊万里駅西ビル2F) 平成15年(2003)4月1日指定 ...
落ちついた青磁の色合いが、わびた庭園のいけの水面にただよう紅葉を連想させるような作品です。見込みに赤絵だけのもの七葉、赤の輪郭にくすんだ黄色をぬったもの七葉、そして鍋島にしては珍しく金彩を使った輪郭に緑釉をほどこしたもの八葉を散らしています。大川内山地区の鍋島藩窯跡の物原から青磁色絵水仙文陶片が出土しているよう ...