本法は円滑かつ適切な被害救済に役立つ法律です。 具体的には,製造業者等が,自ら 製造,加工,輸入又は一定の表示をし,引き渡した製造物の欠陥により他人の生命, 身体又は財産を侵害したときは,過失の有無にかかわらず,これによって生じた損害を 賠償する責任があることを定めています。また製造業者等の免責事由や期間の制限 ...
第2章 対象とされる物(第2条第1項) 1.対象 それでは、我が国のPL法で、どのような物が製造物責任の対象となるかといえば、PL法の第2条第1項で、対象となる「製造物」とは、「製造又は加工された動産」をいうものとされている。
物等の不動産は本法の製造物とは ならず, 電気,熱,音等の無体物も本法でいう製造物とはなりま せん。反対に,空気,ガス,蒸気等の気体は有体 物であり,製造物の要件たる動産に含まれます。 法務研究会 ...
2015年12月21日 ... 第393号コラム:須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教) 題:「ソフトウェアと製造物責任法(PL法)の関係」. 「製造物責任」や「PL」という言葉は 頻繁に聞かれる言葉であるが、その割には正しく認識されていない制度の一つなのでは なかろうか。結果として、「猫を電子レンジに入れて乾かした飼い主 ...
2003年8月27日 ... だが、現行の製造物責任(PL)法が改められない限り、その欠点が法廷で試されること はないだろう、という点で法律の専門家の見方は一致している。 何かと訴訟好きな米国 では、物理的な製品に見つかった問題に関して、賠償額や和解金額が数百万ドルに 上ることも決して珍しいことではない。しかしソフトウェアメーカーは、エンド ...
2003年9月22日 ... 現状では、セキュリティホールに対してソフトウェアメーカの責任はほとんど問われない 状態にあります。 まず、PL法(製造物責任法)とは何かについて、内閣府のサイトで見て みましょう。 消費者の窓: 製造物責任(PL)法について 過去においては、何か製品の 欠陥によって怪我をしたり、火事になって損害を被ったりしたために ...
2003年8月29日 ... Question ソフトのセキュリティ・ホールを突かれ,社内システムがウイルスに感染しま した。これにより多大な被害が出ました。原因は明らかにソフトの欠陥です。ソフト・ メーカを訴えることはできないのでしょうか。 Answer ソフトウェア自体は,製造物責任法 の対象にはならない。よって,欠陥だけを根拠にメーカを訴えることは難しい ...
2008年10月20日 ... 製造物責任法(PL法)は,製造物の欠陥に対するメーカー側の責任を明確にした法律で ある。利用者が,製品に欠陥があることを証明するだけで,メーカーの責任を問える。 ハード/ソフトを開発・販売するITベンダーにとっても,重要な法律だ。
2 製造物責任法. ソフトウェアと製造物責任について述べる前に,まず. 製造物責任法の 概要を示す。 製造物責任法は,1994年6月に成立,1995年7月に. 施行された,条文数 わずかに 6 条から成る法律(cf.付. 録)で,法構成的観点から見ると,民法の不法行為に 関. ソフトウェアの製造物責任とオープンソースソフトウェアに関する一考察. 谷口 展郎 ...